アトリエ 7

ペーパークラフト今昔

ハンドメイドの世界!愉しみませんか!

ペーパーアート教室を始めました。 
日本には元々「折り紙」の文化が有りました。 

7世紀初めに大陸から紙の製法が日本に伝えられたのち、日本人の工夫によって薄くて丈夫な紙、「和紙」が生まれました。はじめ写経や記録が紙の重要な用途でしたが、神事にも用いられるようになり、神への供物など様々なものを紙で包むようになりました。やがて供物や贈り物を包んだとき紙に折り目がつくことに着目して、包みを美しく折って飾る儀礼折が生まれてきます。(ネット引用)その伝統から、最近では日本人の文化「包む/ラッピング」が海外でも関心を生んで居る様です。 
戦後、高度成長と共に、大手銀行、製薬会社等が、ノベルティ(1 目新しい趣向をこらした商品。主に若者向きの小物。 2 宣伝のために会社名などを入れて配付する贈呈用の品物。)として子供向けに厚紙の反面に広告、裏面にペーパークラフトとして、細事物や,動物のペーパークラフトを刷り込んだ物を印刷、広告、関連の代理店が開発しました。その後紙媒体が廃れ、企業でも余り、目を向けなくなりましたが、それでも、手先の器用な日本人に続く「折り紙」と共にノスタルジックな感触の「ペーパークラフト」は以外と目立たない乍らも、その魅力に虜になる人々も多い様です。 
最近は高齢化社会と共に、手先の作業は脳神経の劣化防止にも良いとの関心も有る様です。私渡邉憲三も二十代の頃にデザイナーとしての傍らに「ぴぽ社」という代理店に勤務し、デザイナーの仕事としては希な、クラフト作りで、大手の印刷会社の間を訪れる時代が有りました。その当時「七条けんじ氏」と云うペーパークラフトの神様か鉄人かと云われる「雲の上」の方の東京事務所にも数度共同の仕事でお伺いした事も有りました。 
その後、クラフトも携わったり止めたりで、3回程教室を開催した事もありました。しかし、クラフトと云っても、作品として趣味の段階を越えない内は、中々人にその面白さを伝えても、断片的に終始するものです。昨年、縁あって横浜山下公園脇の喫茶店で「CGの個展」を開催し、「枯れ木も山の賑わい」とばかりに、ペーパークラフトも一緒に並べて見ました。 
以外と紙製の「ピアノ」に脈が有りそうでしたので、デザインの仕事を退職する機縁で、新しい人生再出発に此の「ピアノ」の売り込みを試みました。 
思わぬ事でしたが、六本木一丁目駅の「サントリーホール」向いの「アークヒルズ•カフェ」様のご好意で店内に私の作品が常設で展示戴く機縁を戴き、続く平成二十六年六月から日本カルチャー協会様の講師として「ペーパーアート教室G」の講座を月二回受け持たさせて戴く事に成りました。 
是迄も多くの方がペーパークラフトに「熱」を上げられて居られますが、多くは単品としての作品が多い様です。 
私が目覚めた様式は、是までの事に囚われず、多彩な展開を考えて、今迄に無い使い方を展開しています。 
是から一緒にペーパーアートを制作したいと云う方の新しい夢に拙い乍らもサポートさせて戴き、新しいジャンルとして発展させて戴ければ幸いに思います。

 

http://087087.com/shop/chair_list.php?sid=605

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